麻生ゼミ

ゼミは経営学の麻生潤先生のもとで学んだ。
ゼミの特徴は人気ゼミということもあり僕らの学年でも30人以上いた。
ゼミの同級生には僕が浪人してたこともあり高校テニス部の1つ下の後輩のペコちゃんがいた。
その子に言わすと「渡辺君ほんまにテニス部にいたっけ?」て言われる程高校時代の影は薄かったらしい。
ただゼミではだいぶ挽回できたんじゃないかなぁ。

授業は企業研究が中心で班に分かれてそれぞれの企業を研究した。
僕らはC班でワコールの研究をしたがこのC班は何をするときでも出席率抜群だったのでいまだに団結力あり。

大原での合宿のときは車で参加したが途中でタイヤがパンクしてしまい、ゼミ生総出で車を修理してもらった。

ゼミは授業もさることながら先生をはじめお酒好きが多くことあるごとに飲みに行っていた。
先生の方針で人にお酒を強要することは厳禁だったが、人に強要する必要もなく自らガンガンお酒を飲むのが麻生ゼミの流儀だった。
少なくとも僕はそう思っていた。
だから帰りは三条から京橋まで京阪に乗るのだが、毎回京阪では熟睡していた。
熟睡し過ぎて淀屋橋で折り返し2時間以上寝続けて駅員に起こされると京橋とは真逆の終点出町柳だったこともある。

ゼミでもたくさんの仲間に恵まれた。
「渡辺、て言うかさー、、、」て言いながら
いつでもゼミまとめ役の堀井
「渡辺くん、ビバやってー、、、」て言って
お酒の席でだけは僕ファンのペコちゃん
「なべさん、まずいすわぁ、、、」て言いながら
いつも心配性の力也
「なべちゃん、俺思うんだけどさぁ、、、」て言いながら
いつも笑顔でお酒を飲んでいた成田
あの頃は皆ただのバカ学生やったのに、
立派な社会人として活躍している姿を見ると
自分も負けてられないなぁって刺激される。

本当にゼミは楽しかった。
ビバ麻生ゼミ。
ビバ同志社。